込江保次税理士事務所■横浜市栄区・鎌倉市大船

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2009年3月13日(金) 15:48

電子申告(e-Tax)への道(消費税編)

我が事務所では消費税の申告書は魔法陣を使っておりませんので、電子申告との連動ができません。
そのため事前に他のソフトで消費税の申告書を作成しておいて、「国税庁の確定申告書等作成コーナー」にて申告書を作成して、そのまま電子申告で送信、に挑戦してみました。

  1. 平成20年分の作成コーナー」を表示
    作成開始の「e-Tax」をクリック
  2. 作成コーナー・税務署への提出方法の選択
    作成コーナー:「消費税及び地方消費税の確定申告書」、提出方法」「電子申告(e-Tax)により提出」を選択
  3. 電子申告を行う際の確認事項(準備編)
    「現在のご利用環境」が表示され、以下に10項目のチェックリストがあるので、確認をしながら進む
  4. 電子申告を行う際の確認事項(登録編)
    事前に「利用者識別番号」を取得して、初期登録が済んでいる必要があります
  5. 一般課税・簡易課税の条件判定等
    提出方法の選択は自動的に「電子申告により税務署に提出する」が選択されています
    「条件判定等」はまず「基準期間の課税売上高」を入力し、「簡易課税制度の選択」や「経理方式」などを選びます
  6. 所得区分の選択
    簡易課税を選択した場合には、該当する「所得区分」を選択します
  7. 事業区分の選択
    さらに「事業区分」を選択します
  8. 所得(事業)区分ごとの売上(収入)・免税取引・非課税取引等の金額の入力
    選択した「事業区分」ごとに売上(収入)金額などを入力します
  9. 中間納付税額等の入力
    中間納付がある場合には消費税(中間納付税額)と地方消費税(中間納付譲渡割額)に分けて入力します
  10. 計算結果の確認
    入力された金額に基づいた計算結果を確認します
  11. 納税地等入力
    住所や名前などを入力します
  12. 送信準備
    申告書の内容を確認することができます
  13. 送信準備
    利用者識別番号を入力し、「送信方法選択」で「当コーナーから直接送信する」を選びます
  14. 申告書送信
    認証局サービス名で「日本税理士会連合会電子認証局」など証明書を選んで送信します


最後に送信内容の確認などをして、必要ならば.xmlファイルや.xtxファイルをローカルなハードディスクに保存することができます。
これで完了なのですが、どうやったら「終了」することができるのかわからず、ブラウザのウインドウを閉じてしまいちょっと後味がわるかったです。
またこれは使っているコンピュータ(Windows 2000+自作機)との相性なのかも知れませんけれども、相変わらずメッセージボックス内のメッセージを開こうとしたり、上記.xmlファイルなどを開こうとするとどこかへ飛んでいってしまって強制終了するしかなくなります。

沈丁花


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2009年3月12日(木) 21:49

電子申告(e-Tax)への道(電子証明書の更新編)

久しぶりの電子申告挑戦でした。
これまで自分でまとめてきた「電子申告への道」を参考にしながら、記憶を思い出して手続きを進めてみました。
我ながらわかりやすく書けているななどと感心しつつ、何とか最後の「送信」まで辿り着いたところで、落とし穴が待っていました。

電子証明書が未登録、又は登録された電子証明書と一致しません

昨年の確定申告後も少しはe-Taxソフトを使っていたハズだったので、何がどうなったのか最初は全然わかりませんでした。
しかし、よく考えてみますと源泉所得税の電子納付ばかりで、電子認証が必要な手続きはしていないことに気付きました。
そして去年4月に新しい電子証明書に更新されていたことも思い出しました。

サポート電話を掛けても当然つながらず、必死にヘルプを探して、やっと「電子証明書の登録変更」という項目を見つけて、新しい電子証明書に登録を変更することができました。
あとは無事に代理申告も完了。ほっとしました。
今回の原因となった更新された電子証明書です。

電子証明書



次の更新時期に困らないように、このエントリを自分のために書いておきます。

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2009年1月9日(金) 11:21

電子申告(e-Tax)への道(0円納付編)

去年下半期分の源泉所得税の納付をするために、久しぶりに電子申告ソフトを使いました。
今回は年末調整の還付額が多く、実質的には納税額が発生しないいわゆる「0円納付」ですので、そのことを報告するための納付書を作成し提出する作業になります。
基本的な作業手順は平成19年6月28日のエントリ「電子申告(e-TAX)への道(電子納税編)」の通りですので、自分でもそれを参考にしながら処理をしました。

11個のプログラムでバージョンアップがあったようで、電子申告ソフトの起動時に10分ほど掛かりました。
使わない時でもたまにアクセスをして、バージョンアップの確認をした方が、いざと言うときに待たずに済むので便利のようです。
待つのがイヤだったので今回は手を抜きましたけれども、バージョンアップの後にはコンピュータの再起動をするのが王道です。
たまたま影響がなかった申告処理やバージョンアップだったからなのか、それとも技術革新によるものかはわかりませんけれども、再起動をしないで無事手続きを完了することができました。
よい子のみなさんは決してマネをしないで、必ず再起動をしてください。

「8.帳票一覧」の処理の中で、納付書に必要事項を記入していくことになります。
この作業自体は納付額がある場合と同様ですが、今回は「年末調整による超過税額」が多く「本税」がマイナスとなります。
「摘要」の欄にそのマイナスの金額を、「年末調整控除未済額 xx,xxx円」と記載して、次回以後の納付へ繰り越す金額を記載しておくことをお薦めします。
ここで[作業完了]をクリックをしますと、
値が範囲外です

と警告されますので、自動計算項目である「本税」に「0」を上書き入力をして再度[作業完了]をクリックしますと、
計算結果が正しくありません
自動計算欄の値が変更されています。修正しますか?

と更に警告されますので、[いいえ]をクリックしてください。
最後に[保存]をして、できれば保存用に[印刷]をしてから、[作業完了]をして次へ進んでください。

この作業では送信には電子署名は不要ですので、暗証番号を入力すれば完了です。
この際に表示される「即時通知結果表示」も、[印刷]をして手元に保存をしておくのが良いと思います。

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2008年4月14日(月) 19:22

電子申告(e-Tax)への道(番外編:代理申告開始届)

税理士にしか関係がありませんが、番外編としまして関与先様の代理で電子申告の開始届出書を作成して、提出の方法をまとめておきます。

  1. 起動
    インターネットへの接続確認はいつもの通りです
  2. 追加インストール
    開始届出のプログラムをインストールしていない場合には、追加インストールします
    「申請」→「開始届出」を選択
  3. 利用者ファイルの選択
    「過去に開いた利用者ファイル一覧から選んで開く」→「自分(税理士)」を選択
  4. 開始届出書の作成
    左メニュー「作成」→「申告・申請等」→右下「新規作成」
  5. 開業届出書の作成を行います(種類・税目 1/3)
    「申請・届出」を選択
    作成する申告・申請等の税目を選択「税目:開始届出」
  6. 帳票の作成を行います(帳票 2/3)」
    「選択」→ 「電子申告・納税等開始(変更等)届出(税理士代理提出・法人開始用)」
    更にその中の「電子申告・納税等開始(変更等)届出書・法人開始用」にチェック
  7. 名称を入力します(名称 3/3)
    申告・申請等名:任意の名称「○×商事電子申告開始届出書」など
  8. 申告・申請等基本情報の入力
    利用者識別番号(必須):自分(税理士)の番号(16桁)
    提出先税務署(必須):代理提出する関与先様の提出先
    氏名と住所:届出書の税理士等欄に反映
  9. 電子申告・納税等開始(変更等)届出書の入力
    「基本情報を変更しました」→ 帳票一覧に「○×商事電子申告開始届出書」が表示
    状態が「作成中」になっていることを確認
    選択して右下「帳票編集」
     納税地の郵便番号、住所、電話番号
     法人等の名称、代表者の氏名及び住所
     参考事項:税務代理による利用にチェック
     暗証番号等の暗証番号(確認用にも)、整理番号があれば記入
    ※ 税理士等の電話番号は8の基本情報で入力しておきます
    右下「保存」→「完成完了」
  10. 電子署名
    左メニュー「電子署名」→電子署名
    上記9の届出書を選択 → 右下「署名」
    「ICカードを利用」→「日本税理士会連合会電子認証局」
  11. 送信
    左メニュー「送信」→電子署名済み届出書を選択→右下「送信」
    即時通知にて結果表示
  12. メッセージボックスの確認
    左メニュー「メッセージボックス」
    当該手続き名のメッセージを選択 → 右下「通知書表示」をクリック
    InternetExplorerが起動して「電子申告・納税等に係る利用者識別番号等の通知」が表示
    必要に応じて、「保存」や「印刷」を行ってください


また本日4月14日(月)から次の2点が変更となったようです。
e-Taxの受付時間の拡大
「通常期」は祝日を除く月曜〜金曜の朝8時半〜夜9時まで
e-Taxの受付時間の拡大について
ルート証明書へ変更
e-Taxソフトにて利用するルート証明書が財務省認証局から政府共用認証局へ変更になりました
政府共用認証局のルート証明書のインストールを実施しない場合には、e-Taxソフトが正しく動作しないようですので、最新版のルート証明書をダウンロードしてインストールする必要があります
ルート証明書インストーラのダウンロード

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2008年2月26日(火) 21:59

電子申告(e-Tax)への道(感想編)

e-Taxで確定申告


実際に使ってみての感想は、やはり「使いにくい」と言うことです。
とにかくインターフェイスが悪いので、何をどうすれば良いのかが直感的にわからず、またセキュリティの問題もあるのでしょうけれども、いちいち大がかりな印象が拭えません。
もっと簡単単純にできないものか?と思います。例えばPDFファイルでセキュリティを掛けるようにして、それを所定のアドレスにメールで添付して送るとか、Webサイトからアップロードの形で送信する程度ですと随分と簡略化されてわかりやすいのではないでしょうか?
そのようなシステムにしますと申告書ソフトにも依存しませんし、例えば送られてきた申告書に手書きで記入したものをスキャナーで取り込んで送るなどという方法でもできるわけですから、納税者の負担は随分と減って、取り組みやすいのではないかと思います。

勿論電子申告にも良いところはあります。
それは税務署へ提出に行かなくて良いことです。
最近何度も書いておりますようにこの時期はとても混んでいますし、近隣道路や駐車場は渋滞していて不便です。それに行く時間も削減できますし、郵送する場合の送料も要らなくなります。

今後の課題は、長所を活かすためにも、不便な部分を少しずつでも改良することでしょう。
そして収受印を押された控えが無いことで、金融機関など公的書類を求める機会に対応できるような形態を用意してもらいたいですし、求める側にも代替書類を認めてもらえるような環境作りは必要だと思います。
(現状の「電子申請等証明書」は、PC上で見られるデータが原本であり、それを紙に印刷すると写しだそうで、使い勝手が良くないと思います)
鈴鹿税務署では確定申告の際にパソコンでの作成を強制されたとの苦情が殺到したようなこともあり、電子申告の普及は国税庁からの一方的なものではなく、社会全体が取り組めるようになることが大切なのでしょう。

しかしまずは何よりもe-Taxソフトの使い勝手をもっと良くしてもらいたいと思います。
使っている人(税理士や納税者)に直感的にわかるものでは無いというのが現状の仕様であり、プログラマはそれを単にコード化するだけですから、やはり作っている人(仕様を考える人)がもっと使う人の立場になって誰にでもわかりやすく使えるような仕様を考えて欲しいと思います。
そのためには使っている人の声をもっともっともっと聞くことも必要なのではないでしょうか? e-Taxのサイトではe-Taxシステムの利用に関するアンケートを行っておりますので、お使いになられた方は1人でも多くの声を国税庁に届けてください。そして早く誰にでも簡単に使えるようなわかりやすいシステムができますように。

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