友人から面白かったよと聞いており、
ダイヤモンド地下街(正式名は「ザ・ダイアモンド」)の
有隣堂の店頭広告では
- あなたがもし、ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を好むなら、この「風の影」を好むこと請け合い
などと書かれていたので、平積みになっているのを買ったままにしていましたが、先週末の3連休はまとまった時間が取れ、涼しくなって本を読むにはぴったりの気候だったので一気に読み通してしまいました。
カルロス・ルイス・サフォンと言うスペインの作家の作品で「風の影」です。
集英社文庫で上下2冊各780円。総ページ数は800ページを越えますが、5年前にスペインで初版が発売されて以来既に37カ国語に翻訳され全世界で500万部以上売れているそうです。日本では今年7月20日の発売となり、私の手元のものは第3刷でした。
内容を書くと野暮になってしまいますが、バルセロナを舞台にした本にまつわる話です。確かにとても楽しくのめり込んで読み通してしまいました。個人的には「本を読むのが好きな人にお薦めの1冊」だと思いますので、是非秋の夜長にでもお読みになってみてください。そういえばこの本は宣伝よりも口コミで広まっている、とも何かに書かれていました。
そして「百年の孤独」を久しぶりに読みたくなりました。まだ読んだことがないと聞くと、ついつい手持ちがあれば贈呈してしまう私の「この1冊」です。おかげで読みたくなるたびに買い直しているのですが、今回は
アマゾンで購入しました。居ながらにして読みたい本が手に入るとは本当に便利です。問題はじっくりと読むためのまとまった時間を作ること、です。