何故か私の周りではこのところ
宮古島が注目されています。先月には偶然ですが同じ時期に知人4組がそれぞれ別々に宮古島へ滞在していたことを知りました。何故宮古島なのか理由は各人各様のようですけれども、これだけ重なると興味が湧きます。
宮古島と言うと、プロ野球の
オリックスバッファローズがキャンプをする場所で今春は
イチローも合流したと言うのがまず思い浮かびます。次は、
ミスターが会長時代にスターターをした
トライアスロンの地です。そして
通り池というダイビングスポットがあったり、珊瑚礁がきれいで魚が沢山みることができると言うようなことを聞いたことがあります。
しかし私の知人達はみな仕事絡みでの滞在でしたので、青い空や碧い海では商売になりませんから、
果物とか
泡盛などが目的だったのでしょうか?
そんな中やはり先月のことですが、静岡県から宮古島へ移り住んで
酒場を営まれている方の処女作が発売になったと知り、何か宮古島のことがわかるのでは?と思い
アマゾンで購入し、この連休にやっと読むことができました。
「
異物」と言う題名も印象的ですが、内容は短編4作の純文学と言うのでしょうか。オジーやオバーなどの沖縄の言葉と共に「○○さぁ」と言う語尾も島の言葉なのでしょう。南の島のゆったりとした時間の流れが伝わってきました。
全部で200ページ弱なのですが、内容に惹かれたのか文体が読みやすいのか一気に読めてしまい、この作者の別の作品も読んでみたいと思いました。