設定はしましたけれども使うことがないままになっておりました電子申告ですが、やっと使う機会ができした。
今年上期分の源泉所得税の納期限が7月10日ですので、この処理を電子申告で行ってみました。いわゆる電子納税というやつです。
必要な環境は、次の2つです。
- 電子申告が使えること
- これまで3回の説明の通りに導入が終わっていれば大丈夫です
- インターネットバンキングが使えること
- 口座をお持ちの金融機関にインターネットを使用して振込みなどのサービスが使えるならば大丈夫です
今回はかなりわかりにくいので、1つずつ確認をしながら進めてください。
大きな流れとしましては、
- 電子申告ソフトへログイン(下記1〜3)
- 所得税徴収高計算書の作成(同4〜8)
- 所得税徴収高計算書の送信(同9)
- 受信通知の詳細を表示確認(同10)
- インターネットバンキングによる納付(同11〜12)
となっております。
それでは順番に説明をしていきます。
- e-Taxソフトを起動する
- バージョンアッププログラムの接続確認
- インターネットへの接続確認を求められるので、インターネットに接続していることを確認する[OK]
- お知らせ表示[OK]
- 最新の状態[OK]
- 利用者ファイルの選択
- 過去に開いていた利用者ファイル一覧から自分を選んで開く[OK]
- 左側メニュー「作成」
- 左側メニュー「申告・申請等」
- メイン画面右下[新規作成]
- 申告・申請等の作成(1/3:種類・税目)
- 「申請届出」にチェック、「税目」に源泉所得税を選択する[次へ]
- 申告・申請等の作成(2/3:帳票)
- 帳票選択 徴収高計算書関係
- →給与所得退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)
- →給与所得退職所得等の所得税徴収高計算書
- を選択する[OK]
- 給与所得退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)が表示[次へ]
- 申告・申請等の作成(3/3:名称)
- 任意名称:「平成19年上半期分源泉所得税」など[OK]
- 申告・申請等基本情報
- 利用者識別番号:16桁の数字(開始届出で指定されたものが自動表示)
- 提出先税務署:提出先設定
- 組織区分:税務署、都道府県:神奈川、提出先:戸塚[OK]
- 提出年月日:平成19年6月28日(半角数字で入力)
- 氏名(カナ):コミエヤスジ(全角カタナカで入力)
- ここまで入力して[OK]
- 納税地住所欄が入力されているか確認してください[OK]
- 下記の内容の表示が追加される
- 氏名(必須):登録済みの自分の氏名が漢字表示される(自動)
- 納税地:登録済みの自分の住所が表示される(自動)
- その他の項目は源泉所得税の納付の処理には無用のため確認も不要
- 帳票一覧(7.で入力した名称が表示される)
- 編集する帳票を選択→右下[帳票編集]
- いわゆる納付書が表示されるので、グレー部に必要事項を入力
- 支払年月日、人員、支給額、税額、納付の目的など
- 合計納税額(合計額)を必ず確認してください
- 右下[作成完了]
- 下記コメントを確認
- この手続きは電子署名不要です。
- データを送信する場合は、送信メニューから行ってください。[OK]
- 左側メニュー「送信」
- 左側メニュー「送信」
- 送信する申告・申請等を選択の上、[送信]を押してください
- これより先の処理はインターネットに接続する必要があります
- インターネットに接続し、[OK]を押してください
- 暗証番号の入力(忘れると大変です)
- 即時通知結果表示
- 以下のデータを送信しました。審査中のちほどメッセージボックスで確認[OK]
- 左側メニュー「メッセージボックス」
- 左側メニュー「メッセージボックス」
- 選択→右下[詳細の表示]
- 書名検証結果、証明書情報[詳細表示]→[OK]
- 詳細区分番号通知確認
- 下ウインドウ「ATMかインターネットバンキングで利用の時に入力してください」
- 右下「インターネットバンキング」
- 国税庁のセキュリティから出るので以後自己責任となる旨のコメント[OK]
- 電子納付情報Webサイト
- ご利用になる金融機関の種別を選択(以下、みずほ銀行の場合)
- 銀行→み→みずほ銀行→JUMP
- みずほ銀行のインターネットバンキングが表示
- 指示通りに納付の処理が完了
- Pay-easyのお手続きを終了し、みずほダイレクトをログアウトします
自分で読み直してみてもかなりわかりにくい内容になってしまいましたけれども、多分実際に操作をしていただければわかっていただけるのではないかと思います。
※
よくある質問(電子納税・源泉所得税)
インターネットバンキングは本当に便利です。
金融機関によって月額利用料が必要になったり、操作方法などに違いはありますけれども、月末や給料日などにATMの行列に並ぶことなく振込依頼や入金の確認ができるのは、経営者には嬉しいです。
更にこれで納税もできますから、心配は記帳を溜めすぎて印字できなくなってしまうことだけが心配です。