込江保次税理士事務所■横浜市栄区・鎌倉市大船

2008年02月12日の記事

2008年2月12日(火) 20:20

1491□今年初の読破本

同じモンゴロイドとして、ある時期からアメリカ大陸の先住民にとても興味を持っていました。
去年「1491−先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見」と言う本が発売されたことを知り、すぐに購入しました。しかし700ページ以上もありますのでなかなか読み始める勇気が出ず、やっと年明けから毎晩寝る前に布団の中で少しずつ読み始めました。
そしてこの3連休でようやく読み終えました。この本が今年初の読破した本です。

1491−先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見



コロンブス到着前のアメリカ大陸といいますと、少数の先住民が細々と暮らしていてような印象が一般的だと思いますけれども、実際には当時のヨーロッパ全体を越える数の人々が暮らしていたようです。
ヨーロッパ人から見ればコロンブスが「新大陸」到着した時点からアメリカ大陸の歴史が始まったのでしょうが、実際にはそれまでにそこで生活をしていた人が居たわけです。それも素晴らしい文明を持ち、歴史もあり、非常に多くの人たちが共同生活をしていました。
ですから、アメリカ大陸のことを「新大陸」と呼んだり、アメリカ原住民を「現地人」と定義することは、現実とはズレていますし、彼らに対して失礼に当たると思います。

アメリカ大陸の最古の都市は、エジプトが大ピラミッドを建設する以前にすでに栄えていた
アメリカ先住民は彼らの土地を徹底的に改良していて、西欧人がその地に来た時点で、すでにアメリカ大陸は広範囲にわたり人間の手によって「作られた自然」になっていた
などと聞くと、もっと詳しく彼らのことを知りたくなりませんか?
手にとっていただくとよくわかりますけれども、本当に厚い本なので読み始めるには若干の時間が必要かも知りませんが、一度読み始めると止められなくなるほどに引き込まれます。
少しでも興味があれば是非読んでもらいたいお薦めの1冊です。

written by 込江 [大船周辺の出来事] [この記事のURL] [コメントを書く(コメント不可)]

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