込江保次税理士事務所■横浜市栄区・JR大船駅

2008年02月の記事

<< 前のページ

2008年2月29日(金) 17:27

文字通りの安心です□あんしん財団

ちょうど先ほど3月号の広報誌が届きましたので、財団法人中小企業災害補償共済福祉財団、通称「あんしん財団」をご紹介します。

あんしん財団



「中小企業のための共済」として、ケガの補償や設備の助成そして福利厚生のお手伝いをしてくれる、厚生労働省許可の公益法人です。
昨年から拙事務所では職員共々加入してお世話になっております。
業種や年齢性別に関係なく、毎月1人2,000円の掛金で加入できます。事業所の口座からの引落しとなりますので、支払額は全額経費(消費税の課税対象外)として処理できます。

一番嬉しいのは例えば休暇の海外旅行中なども含めて24時間のケガに対して補償があることです。
通院1日につき2,000円、入院1日につき6,000円は掛金を考えるととても厚いものだと思います。特に労災に加入できない経営者には文字通り「あんしん」な制度です。
恥ずかしながら私は去年合気道の稽古で骨折をしてしまい、その時にお世話になりました。

また災害防止のための助成金制度も経営者には助かります。
安全靴や軍手などから、台車やカラーコーン、エアコンやタイヤチェーンなど61項目が対象となっておりまして、事業所の加入人数に応じて年間の助成限度額がきまっています。(10名加入の場合、6万円)
助成申請書と領収書など申請手続きも簡単です。
年度末が近いので、私も何か入り用なものを考えて適用を受けたいと思っています。今日は暖かでしたが、例年ですと3月になってから突然の大雪が1,2度ありますから、タイヤチェーンはあった方が良いかなと考えております。

更には契約施設に宿泊しますと大人1人1泊につき2,000円の助成金が受けられますし、各種保険にも団体契約扱いの割引料金で加入できたり、福利厚生が弱いと言われる中小企業や個人事業にはいろいろとお世話になるサービスがたくさんあります。
毎月送られてくる広報誌も経営のヒントや旬な情報が掲載されていたり、懸賞でTDRや観劇の招待券なども当たるので、応募も楽しみです。昨夏には国立劇場でのミュージカルに拙事務所の職員さんが行かせてもらいました。

written by 込江 [経営全般] [この記事のURL] [コメントを書く(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2008年2月27日(水) 16:58

古紙再生紙が買えません□アスクル

年末調整からのこの時期は1年の内で一番紙を消費する時期です。
そして買い置きがなくなりましたので、いつものようにアスクルに頼むことにしました。鎌倉市大船との市境とは言えギリギリ横浜市内ですので、当日配達を利用できるので便利です。

1月の製紙会社の古紙配合率偽装問題で、いつも使っている古紙100%の紙「アスクル リサイクルコピーペーパー100」が買えないとは思っていたのですが、アスクルではこの問題が解決するまで「グリーン商品リスト掲載品」の表示を停止しているそうです。
この表示を購入の際の1つの目安にしていたので、非常に残念です。

そして代替品として購入したのは「アスクル マルチペーパー スーパーエコノミー」です。いつもの紙は、古紙100%白色度70%ですが、こちらは原料が森林認証パルプ+植林木パルプで合わせて100%白色度87%となっています。
値段も古紙100%と比べて安いですし、色もかなり白いので経営者としては良いのでしょうが、プチエコロジストとして個人的にはどうも罪悪感が募ります。

コピー用紙比較



一緒に購入したスクラップブックや紙ファイルも、これまでは古紙100%のものを使っていたのですけれども、こちらは同じ商品でしたが「記載事項に誤りがあるがそれで承知するならば購入できる」との注意書きがありました。
コピー用紙と違って需要も圧倒的に少ないために代替品がありませんので、背に腹は代えられません。

ちょうど昨日の新聞で日本製紙連合会が、再生紙の古紙配合率を実数で表示する方針を決めたとの記事がありました。
実数は必ず守る「最低保証」の配合率だそうで、例えば古紙配合率50%ならば、50%以上の古紙を使っていることになるのだそうです。
良くわからないのですが、「古紙と環境検証委員会」の了承を得られれば、3月中に決定をして、表示を呼び掛けるそうです。しかし何故自分たちの連合会で決めたことを、部外者に了承を得る必要があるのでしょう?
多くの人たちが迷惑をしているですから、良いことは1日でも早く実施してもらいたいものです。

written by 込江 [大船周辺の出来事] [この記事のURL] [コメントを書く(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2008年2月26日(火) 21:59

電子申告(e-Tax)への道(感想編)

e-Taxで確定申告


実際に使ってみての感想は、やはり「使いにくい」と言うことです。
とにかくインターフェイスが悪いので、何をどうすれば良いのかが直感的にわからず、またセキュリティの問題もあるのでしょうけれども、いちいち大がかりな印象が拭えません。
もっと簡単単純にできないものか?と思います。例えばPDFファイルでセキュリティを掛けるようにして、それを所定のアドレスにメールで添付して送るとか、Webサイトからアップロードの形で送信する程度ですと随分と簡略化されてわかりやすいのではないでしょうか?
そのようなシステムにしますと申告書ソフトにも依存しませんし、例えば送られてきた申告書に手書きで記入したものをスキャナーで取り込んで送るなどという方法でもできるわけですから、納税者の負担は随分と減って、取り組みやすいのではないかと思います。

勿論電子申告にも良いところはあります。
それは税務署へ提出に行かなくて良いことです。
最近何度も書いておりますようにこの時期はとても混んでいますし、近隣道路や駐車場は渋滞していて不便です。それに行く時間も削減できますし、郵送する場合の送料も要らなくなります。

今後の課題は、長所を活かすためにも、不便な部分を少しずつでも改良することでしょう。
そして収受印を押された控えが無いことで、金融機関など公的書類を求める機会に対応できるような形態を用意してもらいたいですし、求める側にも代替書類を認めてもらえるような環境作りは必要だと思います。
(現状の「電子申請等証明書」は、PC上で見られるデータが原本であり、それを紙に印刷すると写しだそうで、使い勝手が良くないと思います)
鈴鹿税務署では確定申告の際にパソコンでの作成を強制されたとの苦情が殺到したようなこともあり、電子申告の普及は国税庁からの一方的なものではなく、社会全体が取り組めるようになることが大切なのでしょう。

しかしまずは何よりもe-Taxソフトの使い勝手をもっと良くしてもらいたいと思います。
使っている人(税理士や納税者)に直感的にわかるものでは無いというのが現状の仕様であり、プログラマはそれを単にコード化するだけですから、やはり作っている人(仕様を考える人)がもっと使う人の立場になって誰にでもわかりやすく使えるような仕様を考えて欲しいと思います。
そのためには使っている人の声をもっともっともっと聞くことも必要なのではないでしょうか? e-Taxのサイトではe-Taxシステムの利用に関するアンケートを行っておりますので、お使いになられた方は1人でも多くの声を国税庁に届けてください。そして早く誰にでも簡単に使えるようなわかりやすいシステムができますように。

written by 込江 [税務情報] [この記事のURL] [コメントを書く(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2008年2月25日(月) 19:22

政府管掌健康保険の介護保険料率の変更

中小企業などが加入している政府管掌健康保険の内、40歳から64歳までの者に課されます介護保険料の料率が変更になります。
これまでの1.23%が1.13%と安くなります。

平成20年3月分保険料(平成20年4月30日納付期限分)からの適用となりますので、毎度のことでありますけれども自社の給与締めと社会保険料の納期限との関係をご確認いただきまして、いつお支払いの給与分から新しい料率で計算をすれば良いのか処理を間違えないようにお気を付けください。

まだ社会保険庁のサイトでは、新しい料率による政府管掌健康保険と厚生年金保険の保険料額表が掲載されておりませんけれども、近々掲載されると思いますのでご確認ください。

written by 込江 [経営全般] [この記事のURL] [コメントを書く(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2008年2月22日(金) 11:36

電子申告(e-Tax)への道(申告編1)

無事に「組み込み」データの確認も終わりましたので、昨日申告を完了しました。
忘れない内に、そして自分の頭の整理も兼ねて、その一連の手順を以下にまとめました。

  1. 所得税の魔法陣に、確定申告データを入力します
    印刷では半角カタカナでも問題はありませんけれども、電子申告の際にはカタカナは全角のみ対応となっておりますので注意が必要です
    提出日も通常提出する場合には空白でも大丈夫ですが、電子申告の場合には日付までキチンと入力してください
  2. 上部メニュー「ファイル」→「電子申告処理」→「中継データ作成」
    電子申告用の中継データを作成する魔法陣データを指定します
    所得税の魔法陣がVer 2.0であることを確認します
    電子申告対応には所得税の魔法陣で電子申告処理追加となっているVer 2.0が必要ですので、それより古いバージョンの場合にはダウンロードします
  3. 電子申告用データ作成プログラムをダウンロード
    魔法陣のサイトから電子申告データ作成プログラムをダウンロードして、ハードディスク内にインストールしていください
  4. 電子申告用ファイルの作成
    電子申告用データ作成プログラムを起動して「所得税」を選択し、上記2で作った中継データを選択します
    税務署番号は右側の「税務署番号リスト」を利用すると簡単です
    本人申告を選択します
    利用者識別番号には[納税者分]のところに16桁の番号を半角で入力します
  5. e-Taxソフトの起動
    バージョンアッププログラムの接続確認や利用者ファイルの選択はこれまでと同様です
  6. 申告書の作成を行います(申告・申請等の作成 1/3)
    左メニュー「作成」→「申告・申請等」→画面右下「新規作成」
    「申告」を選択し、税目「所得税」、年分「平成19年分」
  7. 帳票の作成を行います(申告・申請等の作成 2/3)
    「選択」をクリック→「所得税申告」→「確定申告書B」→「青色申告者」→「第一表・第二表」
    「平成 年分の所得税の確定(修正)申告書B(第一表・第二表)…略」
    「平成 年分の申告書等送信票(兼送付書)」
    「平成 年分の青色申告決算書(一般用)」
    「所得の内訳書」の4つを選択して[OK]
  8. 申告書の名称(申告・申請等の作成 3/3)
    名称は任意ですので、自分でわかりやすいもの(「平成19年分確定申告」など)を入力
  9. 申告・申請等基本情報
    「提出先税務署」は右側の「提出先設定」で選択
    上記の他、「提出年月日」「年分」「氏名」「住所」が必須入力事項でした
  10. ここで操作方法がわからなくなり、いろいろと試した結果、何とか次への糸口を発見しました
    上部メニュー「作成」→「申告・申請等」→「組み込み」
    上記4で作成した「電子申告用ファイル」を組み込みます
    表示されている「申告・申請等一覧」から「平成19年分確定申告」をダブルクリックして、各帳票の内容が正しく組み込まれているかを確認してください
    肝心の「電子証明書等特別控除」が組み込めませんでしたので、手入力で5,000円を追加しました
    「平成 年分の申告書等送信票(兼送付書)」に提出が省略できる社会保険料などの控除証明書にチェックを入れました
    右下[保存]ボタンでは「作成中」の状態となりますので、[作成完了]ボタンで帳票の作成を完了させます
  11. 電子署名
    左メニュー「電子署名」→「電子署名」で署名可能な一覧が表示されます
    署名した申告・申請等をダブルクリックすると署名前チェックが始まり、完了すると電子証明書のメディア選択画面が表示されます
    「ICカードを利用」→「日本税理士会連合会電子認証局」
    「アクセスパスワード」は「ユーザーPIN」のことです
  12. 送信
    左メニュー「送信」→「送信」で送信する申告・申請等を選択し、右下[送信]
    暗証番号を入力すると送信がはじまり、完了すると「即時通知」が送られてくるので、ハードディスク内に保管しておきます
  13. メッセージボックスの確認
    左メニュー「メッセージボックス」→「メッセージボックス」で受信通知を確認します
    「所得税申告」と言う手続名を選択し、右下「詳細表示」をクリックしますと電子証明書の検証結果が正しいものであることが確認された旨の報告があります
    その後「受信通知」が表示されますので、必要に応じて送信したデータの「ダウンロード」などを行います
    「送信されたデータを受け付けました。なお、後日、内容の確認のため、担当職員からご連絡させていただく場合がありますので、ご了承ください。」と表示されておりますので、これで電子申告は完了です

電子申告受信通知


written by 込江 [税務情報] [この記事のURL] [コメントを書く(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

<< 前のページ

込江保次税理士事務所■横浜市栄区・JR大船駅

MySketch 2.5.3 written by 夕雨